真面目の威を借る怠惰

編み物を中心とした至福の手芸時間の記録

いつかやりたい、ということの悲哀

「この糸で何を編もうかなぁ?」

考えるだけでワクワクした。考えはするものの、編む時間が見つけられなくて、そのままだった。

「もう、このシャツは着ることはないけど気に入っている生地だからリメイク用にとっておこう♪」

同様にとっておいた服が段ボール数個分に至った。

 

最近、我が両親の老いをひしひしと感じる。

私もいつかこうなる。

父母は言う。

「若い頃と比べて体力が落ちた。何をするにも昔より時間がかかる。そういう状態だから、何かしようと思ってもめんどくさいが先にくる」

 

子供が生まれた。人ごとのように書いたが、産んだのは自分。

そうなると、一気に子供のもので部屋が家じゅうが埋め尽くされる。

手芸のストックを置いておく場所がなくなる。

 

そういうことで、「いつかやりたい」の「いつか」を老後と思っているとやれなくなるだろうし、子供用品に侵略されて、私の毛糸やリメイク待ちの服がそのまま可燃ごみとなってしまうのを避けるため、今やることに決めました。